【リベレーションズ2】バイオで学ぶ英会話 ②Mother of balls, my life is awesome.
この記事の執筆者は、バイオ好きのクリス・D・リッカーさんです。 | ![]() |
---|
バイオハザード・リベレーションズ2の会話から英語を勉強しましょう
世間では「ゲームは勉強を阻害する」という声を聞くことが多いですが、私はそうは思いません。私は英語については「バイオハザード」シリーズにおける劇中の会話から多くを学びました。
そこでこの記事では「バイオハザード・リベレーションズ2」の英語版の台詞から、英語の勉強に役立つフレーズをピックアップし、解説していきたいと思います。
今回勉強するのは、クレア編チャプター2冒頭のムービーから、テラセイブの生き残りである男3人がアフリクテッドから逃げている場面でのペドロとゲーブの会話です。
ペドロのムードメーカーらしさが表現されたフレーズ
まずはペドロが発したこの一言を見てみましょう。
Mother of balls, my life is awesome.
直訳すると「玉の母、俺の人生素晴らしい」ですね。これだけ見ると玉の母って何だよ、って感じです。(新宿の母、銀座の母的なノリで「二子玉川の母」的な占い師を想像してしまったのは私だけではないはず。)
“Mother of balls”は、この場合”awesome”と同じく”すごい”とか”すばらしい”という意味でしょう。”Holy mother of balls”(=玉の聖母)という言い回しが一般的です。
スラングなので深い意味はないでしょうが、”ball”にはもともと「球体」という意味だけでなく日本語同様に様々な俗語的意味をもっており、「ばかげたこと」とか「すばらしいこと」というような意味でも使われます。余談ですが、もちろんキ○タマという意味もあります。
※例えば、”What the balls!“は「何てばかな!」という意味となり、”I had a ball.“で「とても楽しかった。」という意味にもなります。
その”balls”の「母」であり「聖母」なわけですから、そんじょそこらの”ball”ではなくすごいんだぞ、という感じで”mother of balls”=「すごい」という意味合いになります。(”balls”以外にも、”mother of”は様々な名詞についてその意味を強める使われ方をされます。)
いまにも殺されそうな状況にいるペドロですが、皮肉を言えるあたり相当なおちゃらけキャラであることが印象付けられます。
ゲーブの余裕すら垣間見れる言葉
前述のペドロの一言の後に、ゲーブが口にするのが次のフレーズです。
Just like Kijuju, man. Fun shit.
“just like A”で、「Aみたい」という前置詞ですね。”Kijuju”=「キジュジュ」はバイオハザード5の舞台であるアフリカの架空の街の名前であり、ウロボロスウイルスによるバイオハザードが発生した場所ですね。ゲーブは元軍人らしいですが、現地にいたという含みがあります。
“Fun shit”は言葉通り「クソ楽しい」という意味です。本当に楽しい場面でも使いますが、この状況では明らかに皮肉として使っていますね。
今回のおさらい和訳
改めて、二人の会話を和訳しておさらいしてみましょう。
Mother of balls, my life is awesome.
「たまげたぜ、俺の人生バラ色だ。」
Just like Kijuju, man. Fun shit.
「まるでキジュジュみたいだな。クソ楽しいぜ。」
———
結局二人はこの後凄惨な最後を遂げるわけですが、テラセイブの職員だけあり、タフな精神を持ち合わせている印象を与える場面でした。自分の組織の人間を実験体にするというニールの読みは間違っていなかったように思えます。
[amazonjs asin=”B00QGFS4T2″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”バイオハザード リべレーションズ2″]
バイオ好き クリス・D・リッカー バイオハザードシリーズのナンバリングタイトルはほとんど完クリしているバイオ好き。愛するキャラクターはクリス(5以降のガチムチ型)。 |
![]() |
---|