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Published on 9月 10th, 2015 | by ダッド編集部

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音楽家が語る音大受験のコツ ⑦学歴・学閥について



音大にも一般の大学と同様に学閥が存在します

楽器の技術と仕事の入り具合は全く比例しません。演奏が上手いだけで仕事が入ってくる道理はなく、初めての仕事が入ってくる経路は、ほとんどの場合大学の先輩からになります。

優秀な大学の場合、卒業生および在学生はオーケストラ、ミュージカル、スタジオ仕事など質・ギャラ共に良い仕事の現場に相当数が出入りしており、自分がこなしきれなかった仕事は大体後輩にまわします。その後輩もまた優れているので、各現場の信用を勝ち取り、常連となって、今度はその人が余った仕事を後輩に回していく…という循環が代々続いています。

しかし、これが一流でない音大の場合、先輩は誰も仕事をしていないので当然後輩にまわせる仕事なんてありません。本来一年生がやるような安いギャラの仕事、例えばアマチュアオーケストラのエキストラ、音楽教室の発表会のお手伝いというような仕事でも自分でこなしてしまいます。

いや、それが悪い仕事だとは言いません。そこにはギャラ以外の、それなりの意義があるのかもしれません。しかし、そのような仕事はこの先どこにも繋がってはいないのです。その現場で知り合いになった他のプレイヤーから仕事がまわってくると考え名刺をせっせと配る人もいますが、そのプレイヤーとて、まともな仕事がないからそこに存在しているのです。

音楽の世界でも、世間の評価は学歴が全て

とあるヴァイオリンプレーヤーの話ですが、大学を卒業したての時に某音楽教室の門を叩き、雇ってくれるよう交渉した所、そこの社長から「貴女がどんなに素晴らしい演奏をするのか私は知りませんが、ウチは桐朋以外は雇わないことになっているのです」と言われて門前払いにされたそうです。

音楽の専門家でないその社長には、音楽の良し悪しなどわかるはずもありません。しかし、これが「世間さま」です。人が人を判断するとき、そこには学歴以外何も存在しないのです。少しでも良い大学を目指す最大の理由は、ここにあります。

音楽家 学士太郎 音大卒業後、作曲・編曲家、コントラバス奏者、ギター奏者として活動する傍ら、公立大学や私立高校、音楽学校などで講師を務めるなど、音楽ビジネスを幅広く手がけている。

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