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Published on 9月 11th, 2015 | by ダッド編集部

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音楽家が語る音大受験のコツ ⑧楽器にかかる費用



音大受験に必要な楽器への投資

音大へ進学するにあたっては、学費・レッスン代の他に楽器代の心配もしなければなりません。

ピアノの場合

レッスン先あるいは大学で本物に触れるからと、家で練習する分には安価な電子ピアノで良いだろうと考える人もいますが、もってのほかです。鍵盤のタッチが本物のピアノと全く違うので練習になりません。「子どものうちはとりあえず安物で」という考えは通用しません。

また、アップライトピアノ(縦型)とグランドピアノでは鍵盤の構造が違うので、受験を視野に入れるならばグランドピアノを買う必要があります。グランドピアノは長さによって音と価格が違い、ヤマハだと一番安いので百数十万円、高くて二千万円ほどします。

もちろん、楽器本体だけでなく家のスペースと防音の設備も必要になります。加えて定期的な調律が必要なので、都度15,000円から20,000円かかります。

弦楽器(ヴァイオリン)の場合

過去の記事で述べたようにヴァイオリンは3歳から始める必要がありますが、身長105cm以下の演奏者は「分数楽器」という1/16サイズの楽器を用意する必要があります。もちろん、子供の成長とともにその都度買い換えなければなりません。

どうせ買い換えるから安物でいいや、という考えは通用しません。音大受験時には安い楽器をレッスンに持って行くと先生に見限られてしまうため、数百万単位の楽器が必要になります。

中には数千万の楽器を持っている者もいます。本来一桁万円から買える楽器なのですが、実用品との価格差が最も大きな楽器といえるでしょう。

ランニングコストとして、弦が一万数千円、弓の毛替えが6,000円ほどかかります。

管楽器の場合

上記に較べて比較的安価なのが管楽器で、これは定価が決まっているのでとても気が楽です。

例えばアルトサックスですが、最も代表的なメーカーであるセルマーでさえ普通に使える楽器でも実売価格で40万円前後です。

トランペットも代表的なメーカーのBachでさえ30万円台一般的な楽器が買えます。

ただダブルリード(オーボエ、ファゴット)は一番安いモデルでも他に比べて高価で、オーボエで40万円~が相場です。

木管楽器はランニングコストとしてリード代がかかりますが、金管楽器にはそれがありません。

———

以上のように、子供に楽器をやらせる場合には、財布および費用対効果(回収の見込み)と相談しなければなりません。

最も優れた選択は子供には音楽をやらせないことです。あなたのためにも、お子様の将来のためにも。

音楽家 学士太郎 音大卒業後、作曲・編曲家、コントラバス奏者、ギター奏者として活動する傍ら、公立大学や私立高校、音楽学校などで講師を務めるなど、音楽ビジネスを幅広く手がけている。

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