音楽のプロ eyecatch_gakushi05

Published on 11月 24th, 2015 | by ダッド編集部

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軽音楽の質は80年代をピークに低下している



この記事の執筆者は、音楽講師でゴーストライターのTobeyさんです。 ダッド|育児ジェントルへ、プロがエスコート

音楽と水は低い方へ流れる

軽音楽は80年代をピークに音楽的に下降しているように思われてなりません。その理由の一つは「音楽を志す若者の能力の低下」にあると考えています。

音楽をやるには楽器が弾けなければなりません。しかし、弾くに簡単な楽器などこの世にはありません。例えば、ギターは本来、フィンガーボード上の全ての音を把握しなければ「演奏できる」と言っていい楽器ではないのです。

しかし、80年代に流行ったロックを好んでいた当時の若者は、指2本だけで弾けてしまう「パワーコード」なるものを使用しはじめました。このパワーコードは、音楽のメジャー・マイナーを決定する3度の音が入っていないので、音楽の本質のほとんどがスポイルされるものです。

彼らは「簡単だから」という理由だけでパワーコードばかり弾いていきました。それではメジャー7thもマイナー7th♭5も表しようがないので、それらのコードは彼らの甘えにより、音楽の表舞台から姿を消していきました。

ギターソロについても、運指がとても簡単な「ペンタトニック」という、不安定を表す4th、7thの音が抜けた音列ばかりになってしまいました。

彼らはコードもスケールも指のポジションだけで覚えているだけなので、自分がいま何の音を弾いているのか全く把握していません。何の音を弾いているのかわかってなくても、素人の耳には「音が鳴っている」と認知されるので、それが淘汰されることはありませんでした。

しかし、そんなプレイヤーにより作られた音楽は、当然のこと”楽器を弾ける“人のそれに勝るわけはなく、世の中には素人の耳を騙すためだけの愚曲で溢れかえるようになりました。

音楽の暗黒時代は、このように始まっていったのです。

~次号へつづく~

Vaboo

音楽講師・ゴーストライター Tobey 音大卒業後、音楽講師を勤めながら各クライアントのゴーストライターとして活躍している。

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