音楽のプロ eyecatch_gakushi05

Published on 12月 15th, 2015 | by ダッド編集部

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シーケンサーの登場が日本の軽音楽を堕落させた



この記事の執筆者は、音楽講師でゴーストライターのTobeyさんです。 ダッド|育児ジェントルへ、プロがエスコート

音楽の水はさらに低い方へ

前回の記事では、日本の軽音楽が80年代をピークに低下しており、それは「音楽を志す者の能力の低下」にあることを説明しました。今回はその続きを論じていきます。

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同時代、シーケンサーなるものが発売されました。これは、テープレコーダーとは違い、シンセサイザーのMIDI情報=音符の長さと高さ、を記録できるもので、リアルタイムに楽器が弾けなくても1音1音音符を打ち込むことによって曲が完成してしまう、という機械です。

何よりも努力が嫌いな若者たちはこれに飛びつきました。楽器一つ習得する能力を持たない者たちが作る上に、その構造上同じことの繰り返しになってしまって、それはそれは惨憺たる音楽が粗製乱造されました。

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さらに良くないことにヤングたちはシンセサイザーの音色を「新しい音楽だ」と思ってしまってそれが流行してしまったのです。その後サンプラー(生の楽器音を取り込んでシーケンサーで再生する機械)が庶民の手が届く値段まで下がり、昔のレコードからドラムだけ鳴っている箇所だけサンプリングし、それを再生することがクールだということになってしまいました。これは昔の音源を鳴らしているだけで新しい音楽でもなんでもありませんが、やはりその時代のヤングはそれに飛びつきました。

人々は楽な方、楽な方へと流れていくものです。音楽は本来、より難しいことへの挑戦でありその繰り返しだったのですが、この僅かな期間の間にそれらはいとも簡単に崩れ去りました。現在は音楽の暗黒時代であることを心しておきましょう。

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音楽講師・ゴーストライター Tobey 音大卒業後、音楽講師を勤めながら各クライアントのゴーストライターとして活躍している。

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