受験のプロ eyecatch_taguchi01

Published on 7月 7th, 2014 | by ダッド編集部

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塾では教えられない受験のコツ① 〜男子中学校の偏差値のカラクリ〜



大学進学実績=偏差値、ではない

関東地域における男の子の中学受験事情(2014年現在)について、私見を交えながらご説明していきます。第一回目は、「偏差値と学校の魅力」をテーマにお話していきます。

日能研や四谷大塚など大手の中学受験塾では、学校への入学難易度を表す「偏差値」というものを公開しています。

この偏差値、一般的に中学校の「レベル」を表すものとして利用され、偏差値が高ければ高いほど質の高い教育を受けられて高偏差値の大学に行きやすくなる、と思われがちですが、実際は違います。

偏差値とは、おおまかに言うと「入試の難易度=テスト成績の良い子どもが多く入学する度合い」を表す指標であり、必ずしも「大学進学実績に比例して算出される」ものではありません。

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校風と偏差値の関係

偏差値の高さと大学進学実績が比例していない例として、「巣鴨中学校」を挙げたいと思います。

日能研の2014年中学入試結果R4偏差値表では、巣鴨中学校は偏差値56に位置しています。

トップクラスの偏差値とはいえない同校ですが、巣鴨高校の大学進学実績を見ると、東京大学合格者数は2013年度26名(以下現役・既卒合計値のこと)、2011年度には41名と、偏差値的に上位に位置する渋谷教育渋谷、逗子開成などよりも10~20名以上多いのです。偏差値の高い大学へ行くならば、巣鴨中学校は偏差値の高い他校よりも「お得」といえるでしょう。(卒業生総数はいずれも250名前後で母数の大差はありません)。

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逆の例を見てみましょう。私の母校である「芝中学校」は、偏差値60、二次受験に至っては64と、トップ校の一員といっても過言ではない偏差値を近年保持しています。

しかし、大学進学実績を見ると、東大合格者数は2013年度11名であり、巣鴨中学校より10名以上も少ないのです。難関私立や医学部系への進学者数は同程度偏差値の学校より多いものの、偏差値の高さ(入学難易度の高さ)に比べるとお得感が少ない進学実績といえます。

この巣鴨と芝は、23区内の男子校という同じ条件下にありながら実に対照的な2校です。いささか暴論ではありますが、巣鴨が「スパルタ」、芝が「ゆとり」というイメージがあります。

巣鴨中学校は、入学初年度に「8時間に及ぶ強歩大会」や「ふんどし着用の遠泳大会」があるなど、修行にも近いイベントや厳しい校風があることで有名です。

一方、芝中学校は「芝温泉」と揶揄されるほどその校風は”ゆるく”、一年次に遠泳大会があることは共通していても、泳力別にA~Dクラスに振り分けられ、一番下手者が集まるDクラスは砂浜で遊んで終わるという”ゆるい”ものです。部活・進路指導・学内イベント、6年間の中でどこをとっても生徒の自由度が高い”ゆるさ”が浸透しています。

ほんの数年前までは芝よりも巣鴨の方が偏差値は上でした。近年芝の偏差値が上昇してきた原因は、”ゆとり”を望む人の増加が理由の一つといえるでしょう。

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