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Published on 1月 25th, 2014 | by ダッド編集部

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奨学金、子どものために借りるべき?借りないべき?



この記事は、法曹(匿名)さんの投稿をダッド編集部が編集しました。 ダッド|育児ジェントルへ、プロがエスコート

新社会人になったばかりで数百万円の借金を背負うこととなる奨学金。借り入れを考えている方は、そのリスクも知っておこう。

大卒者の約6割しか正規雇用として働くことができないと言われる昨今、奨学金を受給している学生の割合は、大学生で50.7%、大学院生では修士課程で59.5%、博士課程で65.5%に達しています(日本学生支援機構、平成22年度調べ)。その中でも大多数の学生が受給している有利子の第2種奨学金は、利率こそ低めに抑えられているものの(平成25年12月時点で固定方式が0.89%、変動方式が0.26%)、卒業した年の秋から15年間にわたって返済を続けなければならないものです。

当然、返済が滞ってしまう人もでてきます。現に、日本学生支援機構の調査によれば、延滞が始まった理由は「家計の収入が減った」が最も多い。延滞が継続している理由についても、約半数が「本人の低所得」を挙げています。

奨学金の借入れに際しては、連帯保証人をつけるよう求められるのが通常であり、多くの場合は親が連帯保証人となるでしょう。奨学金が返済できないという事態は、子ども自身のみならず親にも深刻な影響を与えることにもなるわけです。

奨学金の返済を延滞するとどのような不利益を被るのか。もし延滞が生じそうな状況になったら、どうするべきか。奨学金の借り入れを考えているお父さんには、ぜひ以下の項をご一読いただきたいと思います。

▶ 万が一、奨学金の返済が滞ったらどうなるの?

返済が滞ると、まずは年率10%の延滞金が発生します(もっとも、この利率は平成26年度には引き下げられる見込みですが)。さらに滞納が3ヵ月に達すると、個人信用情報機関のいわゆるブラックリストに載ることになります。当然、クレジットカードの利用に支障を来したり、住宅ローンが組めなくなったりするなどの不利益を被る可能性があります。平成23年度の統計では、奨学金受給者の約11%が滞納者となってしまい、うち約6000人がブラックリストに掲載されたことが分かります。

債権回収業者に債権回収が委託されることがあるだけでなく、滞納が9ヵ月続くと一括支払を求める支払督促が送付されます。更には財産が差し押さえられたり、訴訟を起こされたりすることもあります。現に、近年では年間6000件以上の訴訟が提起されており、昔と較べて取立ては確実に厳しくなっているといえます。

奨学金の返還請求訴訟においては、子ども自身と並んで連帯保証人である親も被告とされることが多いです。親も返済をすることができなければ、同じくブラックリストに載ってしまうことになるでしょう。

奨学金の債権債務関係

▶ こんな救済措置が用意されています。

① 減額返還制度

返済が困難であるが、1回当たりの返済額を減額すれば返済できる、という場合に利用が認められる制度です。返済が困難な理由としては、災害、傷病、その他経済的理由(概ね年収300万円以下、所得200万円以下)により奨学金の返還が困難であることが挙げられています。ただし、申請時点で既に滞納が生じている場合にはこの制度は利用できませんのでご注意ください。また、返済額の減額は当初の予定の2分の1とされ、延長可能な期間は最長10年という決まりがあります。

② 返済期限猶予制度

返済が困難な事情があるときに、申請によって返還を一時的に猶予して先送りにする制度があります。ケガや病気により就労が困難である、生活保護受給中である、入学準備中(浪人中)である、失業中である、収入が少ない、新卒で無職であるなど、比較的幅広い事情が対象となっていますが、最長でも1年間の猶予しか認められませんのでこちらもご注意ください。

③ 返還免除

大学院において無利子の第1種奨学金の貸与を受け、在学中に特に優れた業績を挙げた場合には、返還が免除される場合もあります。

▶ どうしても返済できなくなったらどうするの?

上記の制度を利用できないか、利用しても返済が不可能な場合、まずは民事調停の申立てを行い交渉してみることが考えられます。しかし、近年の強硬な取立ての実情に鑑みると、調停によって大幅な譲歩を引き出すことは困難であると考えられます。
そこで、調停が功を奏しない場合には、民事再生手続(多くの場合、小規模個人再生手続ないし給与所得者再生手続によることになろう)、更には破産手続を利用することも視野に入れておくべきでしょう。もっとも、破産手続については、破産すると宅建業、建設業、生命保険の勧誘業、警備業など一定の職業については就業が禁止されることがあるため、これらによって生計を立てている場合には利用できません。

▶ 奨学金を借りるなら、負債を背負う覚悟を持つべきです。

このように奨学金は、学生時代は大変ありがたいのであるが、学生生活が終われば一転して負債としての性格が露わになり、子ども自身、更には親にも襲い掛かってくるのです。

現在、奨学金を借りることは、冒頭に掲げた統計からしても比較的簡単です。すなわち、親にそれなりの収入があっても、子どもが独り暮らしを始めれば、多くの場合は奨学金を借りることはできるでしょう。しかしながら、奨学金を借りるときには、あくまで「負債」であることを十分意識すべきです。特に、子どもによっては、負債の意味を深刻に考えていない可能性もあるので、子どもに十分な理解力が備わるまでは、奨学金の管理状況を親が後見的に監督する必要があることを理解すべきですね。

一番の対策はやはり、極力奨学金に頼らないようにすること。子どもがまだ小さい読者の方は、子の将来を思うなら、安易に奨学金に頼るのではなく、早くから学資保険等を利用して教育資金の確保に努めるべきというのも一つの考えです。

この記事は、法曹(匿名)さんの投稿をダッド編集部が編集しました。 ダッド|育児ジェントルへ、プロがエスコート

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