乙女ゲーム Akanesora

Published on 6月 28th, 2017 | by ダッド編集部

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【アカセカ】中島敦の男子物語を攻略【覚醒ネタバレ有】


中島敦 第二話 ペンをとる理由

(あ、あれは……)

ある日、私は街中の喫茶店を訪れていた。

店の隅の席で、熱心にテーブルに向かっている見知った横顔は、まぎれもなく中島さんだ。

中島敦「ええっと、ここは……」

中島さんのテーブルには、束になった大量の原稿用紙が置かれている。

原稿用紙を前にして、中島さんは何かぶつぶつとつぶやいていた。

中島敦「うーん、ちょっと違う……」

中島敦「うーん……」

陰 +10 あのー……
陽 +10 中島さん?

アカセカ巫女「あのー……」

中島敦「これじゃちょっと表現がまわりくどいような……」

中島敦「もっと直接的な……でも……うーん……」

(この距離なのに全く気づいてない……)

中島敦「……」

私は中島さんが気づいてくれるのを待とうと、目の前の席に腰を下ろした。

……

中島さんが口元に笑みをたたえ、持っていたペンを置く。

中島敦「ふぅ、出来た。……ってうわぁぁぁ!きみ、いつからそこに!?」

アカセカ巫女「十分くらい前、かな。驚かせてごめんね」

中島敦「ええっ!?ぜ、全然気づかなかったよ。……ごめんね!無視してたわけじゃないんだ」

アカセカ巫女「ふふ、大丈夫。わかってるよ」

ア力セカ巫女「それより、何を書いてるの?」

中島敦「え、あ、その!習作をね……小説の」

私が原稿用紙を覗き込むと、中島さんは少し恥ずかしそうに手をもじもじとさせる。

中島敦「文壇デビューなんかまだまだだけどね……でも、決めたから」

中島敦「先生みたいな作家になるって!」

中島さんは拳を握り、大きな声でそう宣言する。

(相変わらず、芥川さんにすごく憧れてるんだなあ)

中島敦「そのために、教師も辞職したんだから!」

アカセカ巫女「えっ、そうなの!?」

中島敦「うん!なんのこれしき、先生に一歩でも近づくためなら!」

中島敦「……それに僕、書くことが好きだから」

中島敦「楽しんで書けることばかりじゃないけど、自分の文章に向き合えて、今はすごく充実してるよ」

アカセカ巫女「中島さん……」

中島さんの持つ原稿用紙には、ぴっしりと修正の跡がある。

(中島さん、きっとものすごく努力してるんだろうな)

アカセカ巫女「私、応援してるね!中島さんが芥川さんみたいな作家になれるように」

中島敦「う、うん!」

中島敦「……本当は、僕みたいなのが「先生みたいに」なんて、恐れ多すぎるんだけどね」

中島敦「先生は、すっごく偉大な人だから!」

拳を握りしめて、中島さんは力説する。

アカセカ巫女「物陰から観察してるだけでも、先生のすごさを手に取るように感じるんだ!」

(っていうことは、やっぱりいつも尾行してるんだ……)

中島敦「だから、あの……応援してくれてありがとう!誰に言っても、馬鹿にされるばっかりだったから」

中島敦「嬉しかったんだ。僕は僕なりに頑張るよ」

照れくさそうに笑うと、中島さんは再びペンをとる。

原稿に向けられた熱い眼差しを、私はしばらく忘れることができなかった。

次ページ:第三話 緊張の一瞬 icon-angle-double-right 

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