乙女ゲーム Akanesora

Published on 6月 28th, 2017 | by ダッド編集部

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【アカセカ】中島敦の男子物語を攻略【覚醒ネタバレ有】


中島敦 第五話 大切なのは……

茜色の街並みを、私と中島さんは並んで歩く。

書店で買い込んだ本を抱え、中島さんはすごく満足そうな笑みを浮かべていた。

中島敦「ああ、嬉しいなあ……こんな掘り出し物に会えるなんて、夢みたいだ」

アカセカ巫女「中島さんって、本当に本が好きなんだね」

中島敦「うん、もちろん!」

中島さんは大きくうなずく。

中島敦「前に、僕が作家になるために教師を辞めた、って話をしたのは覚えてる?」

アカセカ巫女「うん、覚えてるよ」

中島敦「僕、小さい頃からずっと作家になりたかったんだ」

中島敦「でも、やっぱり自信がなくて……一度は学校の教師になったんだ。……けど!!」

少年のように目を輝かせながら、中島さんは私の方へ向き直る。

中島敦「そんな時、書店で一冊の本に出会ったんだ」

中島敦「僕もこんなふうに書いてみたいって……心の底から憧れたんだよ」

アカセカ巫女「それが、芥川さんの本?」

中島敦「うん!」

中島さんは照れくさそうに、けれど誇らしげにうなずいた。

中島敦「そういうわけだから、先生は僕の目標!正に至高!!」

アカセカ巫女「そっかあ……」

嬉しそうに話す中島さんを微笑ましく思っていた、その時ーー

アカセカ巫女「きゃっ!?」

不意に足元の段差につまずき、そのまま私は、地面に思い切り転んでしまった。

中島敦「うああああっ!?きみ、大丈夫!?」

抱えていた本を放り出し、中島さんは私の傍にしゃがみ込む。

アカセカ巫女「中島さん、本が……」

中島敦「そっちは後で絶対拾うから!それより、きみが怪我をー」

中島敦「……っ」

アカセカ巫女「中島さん?」

中島さんの視線の先には、擦りむいて、少し血が出てしまっている私のひざ。

中島敦「ち、血……」

アカセカ巫女「えっ、中島さん!?」

中島さんはそのままばたりと地面に倒れ込み、気絶してしまった。

……

中島敦「う……」

アカセカ巫女「気がついた?」

道端のベンチの上に寝ていた中島さんは、勢いよく身を起こす。

中島敦「僕……」

中島敦「もしかして、気絶した!?」

アカセカ巫女「うん。中島さん、大丈夫?まだ気分が悪かったら病院にーー」

中島敦「ぼ、僕は大丈夫!でも、せっかくのデートだったのに……」

中島敦「ごめん……僕って昔から血が苦手で……全然男らしくないよね」

中島さんは、がっくりと肩を落とした。

陽 +16 フォローする
陰 +16 返答を考える

(なんて言えばいいんだろう……)

中島敦「……やっぱり、そう思うよね」

中島敦「きみにかっこ悪いところ見せちやったなあ……」

中島さんは、ふぅとため息をつく。

中島敦「と、とにかく、きみの怪我は大丈夫?」

アカセカ巫女「うん、少し擦りむいたくらいだから平気だよ」

中島敦「よかった」

中島敦「随分時間も経っちゃったし、今日はもう帰ろうか?」

中島敦「恋人らしいこと、もっとしたかったんだけど……」

(恋人、かぁ……)

アカセカ巫女「こんなふうに、背伸びせずに付き合えるのが恋人じゃない?」

アカセカ巫女「無理しないで、自然のままでいいと思うよ」

じっと私を見つめる中島さんは、感心したようにうなずいた。

中島敦「……そっか。よく見せようって張り切ったり、上手くいかなかったりしたけど……」

中島敦「わざとらしくする必要はないんだね」

中島敦「……見えてきた気がする。ありがとう、作品が書けそうだよ!」

中島さんは、ぎゅっと私に抱きついてくる。

アカセカ巫女「……っ!」

驚きのあまり、肩が大きく跳ねてしまった。

中島敦「……あ」

そんな私の様子に気づいた中島さんが、慌てたように離れる。

中島敦「ごご、ごめん。あまりに嬉しくてつい……」

中島敦「作品が完成したら、芥川先生の次にきみに見せるね!」

アカセカ巫女「う、うん。楽しみにしてるね」

(そこはやっぱり、芥川さんの次なんだなぁ)

少し残念だったけど、これも中島さんらしさの一つなのだろう。

目の前に咲く明るい笑顔は、私をあたたかく穏やかな気持ちにさせた。

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