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Published on 11月 6th, 2014 | by ダッド編集部

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大学受験の勉強は1日何時間すべきか【週40時間のすすめ】



受験勉強に必要な時間を導き出す、簡単な考え方。

学校の授業を受けて、放課後は塾に行き、講義が終わったら自習室で夜中まで勉強…このような生活スタイルで大学の受験勉強にあたっている人は多いと思います。

この字面だけ見ると、朝から晩まで半日以上は勉強に費やしているように見えますが、実際そんなことは無い人が大半です。

学校では、授業の内容はタメにならないからと昼寝三昧。塾の講義は真面目に受けても、必要のない授業範囲は他の勉強に没頭。講義後の自習は友人と話に興じ、半端な集中のなかで勉強。

現実はこんな状況に陥っている人が少なくないでしょう。

正直、普通の人間が半日以上勉強に集中できるわけがないというのが私の持論で、「気合・根性・やる気」で勉強のリズムを作れる人は全人口の10%未満といっても過言ではないと考えています。

効率よく受験勉強をこなすには、きっちりと一日の勉強時間を決めて、それを遵守するようにすることをおすすめしたいです。

1日8時間、週40時間を基本とする

1日8時間、週40時間…言わずもがな、日本の労働基準法で定められた基本労働時間です。
学生の仕事は勉強、つまり勉強も1日8時間を基本とすべし、というのが私の持論です。

学校の授業を「50分×6時限=300分(5時間)」とすると、塾や家での勉強を1日3時間すれば、残業ナシの労働者と同じ労働時間をこなすことになります。

少なっ!と思う方が多いと思いますが、ここで重要なのが、この8時間を濃密なものにするということです。

学校での授業は塾よりタメにならないと考え、授業を仮眠の時間にしてしまう人は多くいます。それではいけません。

無駄な時間に寝て休息をとる、という考え方は正しいように見えますが、日中5時間も昼寝をしてしまうと、休息の取りすぎで逆に放課後の集中力が落ちてしまいます。昼寝の適正な時間は10〜20分と聞きます。

しかも、座って寝るという姿勢では効率のよい休息にはなりません。

基本的には授業中はきっちりと集中し、ノートをとる。必要のない授業範囲だと思うなら、他の勉強(内職)に集中すべきです。

勉強も仕事も一緒で、ワークライフバランスが重要です。所定労働時間に集中して働き、終業後はきちんと息抜きをして、睡眠時間も一日7時間とる。

規則正しい健康的な生活は、可視化できなくも驚異的な利益を生みます。塾に行かず、家庭学習もそれほどこなしていないのに東大に行けた人の話を聞くと、ほとんどの人が規則正しく健康的な生活を送っています。

まあ、子どもに規則正しい生活を送らせる家庭環境・育ちの良さという要因もあるでしょうが、彼らは間違いなく記憶力が高く、効率的な勉強ができているのでしょう。

もっと勉強したい、と思う時だけ「残業」する

さすがに学校外の勉強が3時間は少なすぎる、という感想を持たれた方がほとんどでしょうし、私自身もそう思います。一日8時間・週40時間の勉強を続けていけば、もっと勉強したいという気持ちが生まれてくるはずです。このもっと勉強したいという意欲が出た方に限っては、1日8時間以上の勉強をオススメします。

土日出勤(勉強)するもよし、平日に1,2時間残業(勉強)するもよしです。

大人の皆様はわかるでしょうが、望まない残業、例えば上司や部下に付き合わされる残業や、人の顔色・体(てい)を伺う残業は大きなストレスをうみ、そんな残業は大抵良い成果を生みませんよね。

働きたい!(勉強したい)という熱意が溢れる日には、1日8時間以上勉強に励むのが良いでしょう。ここまでは範囲を終わらせたい、キリが良いところで休みたい…そんな爽やかな理由であれば、超過時間の勉強も苦にはならないはずです。

逆に「今日はやる気がしない…」という日は、思い切って休暇を取ってしまいましょう。

人間には個々のバイオリズムがあるので、規則的な勉強スタイルを貫くのが苦手ならば、ある程度フレックスに1日の勉強時間を決めて良いと思います。1週間に40時間の勉強を確保できれば問題ありません。

時間に縛られる必要はない

しかし実際、1週間に40時間の勉強スタイルを貫いて合格できる学校は、天才を除き私大トップクラスが関の山だと思います。

旧帝大・難関国立に合格するような子は、ほとんどが朝から晩まで集中力を切らさずに勉強してきた子です。

ただ、そのような勉強熱心になれる子が日本にあふれていたら、世の中もっと賢い人で溢れているはずですよね。

まずは、1週間に40時間の勉強をしてみて、それが長く感じるか、短く感じるか判断してみて下さい。それにより、自分の勉強への適性を知ることから初めて下さい。

40時間という少ない時間でも、集中力をもって挑めば、自分の適性以上の偏差値の大学へ合格することは十分に可能です。

「60時間集中しないで勉強」をするより、「40時間集中して勉強」するほうが大きな成果を得られると私は確信しています。「気合入れてたくさん勉強するぞ!」なんていうのは一部の人にしか通用しない鼓舞法です。

慢性的に週40時間以上勉強しているのに成績が上がらない人は、勉強時間を抑えてみてはいかがでしょうか。そういう方は大抵「集中力」や「効率化する力」が鍛えられていないので、「少ない時間で記憶する」というトレーニングを積むことをおすすめします。

効率的な勉強ができるようになると、自然と勉強が嫌ではなくなってきます。勉強のコツや流儀が自分の中で生まれてきて、自分の世界に没入できるようになるのです。

その境地に辿り着ければ、自分のポテンシャルを100%発揮して受験勉強にあたれるようになり、後悔のない受験ができると思います。

最後に

勉強は「作業/アウトプット」ではなく「学び/インプット」です。時間を費やした分だけ成績が良くなるという論理は、生まれながらに集中力を持続できる少数派にのみ当てはまるものです。

1週間に40時間でも多いと感じる人は、もっと少なくして良いと思います。自分にあった勉強のリズムを見つけ、自分だけの勉強のリズムを見つけることが重要なのです。

受験スタイリスト タグフィ=モンド・ファッジ
芝中学・高校、慶應義塾大学卒。塾講師時代は数多の生徒を有名中学校に合格させてきた経験を持つ。
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