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Published on 1月 6th, 2015 | by ダッド編集部

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音楽理論的アプローチによるJ-POP評論 ③SEKAI NO OWARI「RPG」



この記事の執筆者は、音楽講師でゴーストライターのTobeyさんです。 ダッド|育児ジェントルへ、プロがエスコート

第3回:SEKAI NO OWARI「RPG」を音楽家の観点から分析

第3回目はSEAKI NO OWARIの「RPG」を取り上げます。

下世話な旋律とゲームの世界観が若者の心を掴んだ

日本の音楽シーンに於いてヒップホップがメインストリームにならないのは、我が国の音楽文化が歌謡曲に根ざしているからに他なりません。オシャレなヤングがどんなに東京で気取っても、先の紅白を見ても分かる通り結局の所メロディと明確なコード進行が大好きなのです。

そこでSEKAI NO OWARIです。彼らは日本の伝統芸能である歌謡曲を前面に押し出しています。4分の4拍子、ホ長調。全体的に2拍でコードチェンジが行われ、そこにはっきりくっきりしたメロディが乗り、それが下世話な感じを表現していて、彼らが購買層と考えているヤングたちにはとても魅力的に響きます。

歌謡曲を作ることは、実は大変難しいことです。多くのヒップホップ・自称R&B・ロックなグループは知識、技術のなさ故に同じコード進行の繰り返しの上でメロディとは言えないレベルの旋律(ルート音ばかりとか)を展開するので、音楽としてはあまりにも稚拙です。「RPG」のようなカラフルなコード進行、下世話なメロディを書くことは、多くの自称ミュージシャンにとってはそのあまりにも残念な能力のために不可能なのです。

また、ピラミッドの構造の大多数を占めるヤングが大好きなゲームの世界観をコンセプトとしているので商業的にも大成功です。作曲・編曲について、SEKAI NO OWARIのブレーン達は相当クレバーな人たちなのであろうと考えられます。

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SEKAI NO OWARIのマーケティングを解く

現在の日本に於いて、歌謡曲が売れる絶対条件があります。誰も声を大にして言いませんが。

  1. 美人
  2. 苦労話・病気などドラマがある
  3. 七光り
  4. 特殊楽器の有無(新型デバイス含む)
  5. マンガ・アニメのタイアップ
  6. 話題作り
  7. クラシック音楽の要素

この中で2つ以上要件を満たしていればまず売れます。SEKAI NO OWARIは、

  1. 美人がいる
  2. 発達障害を謳っている、ピエロがいる
  3. なし
  4. なし
  5. なし
  6. 世界の終わり時代より自前でライブハウスを作る、きゃりーぱみゅぱみゅと交際、など話題作りに余念がない。
  7. 関係者は恐らく間奏部分がクラシカルっぽいと思っている

以上複数の条件を満たしているので、基礎学力のないヤングは「これが芸術だ」と両手を挙げて歓迎します。学と音楽的趣向には密接な関係があり、高い学力を持ち且つ社会的地位の高い者はクラシック、ジャズを好み、学のないものは低俗な音楽を好みます。

CDは前者が買おうが後者が買おうが売り上げは同じなので、国民の大多数を占める無学且つ低所得者が好む音楽がヒットパレードの上位を占めてしまうことは想像に難くありません。恐らくこの制作者はこのような事を全て計算した上でこのCDを世に出したのでしょう。

レコード会社には一流大学を卒業しなければ入社できないので、とてもクレバーな人が揃っています。レコード会社の第一義は売り上げなのです。ボランティアでやっているわけではありませんから。音楽の内容など空っぽで全然構わないのです。

え、彼らは本気でこの曲を良いと思ってリリースしたのではないかって?

いやいやいやいや。東大早稲田慶応を出た崇高な人間がそんな愚かなことはしません。もしそれらの大学の中にそんな人間がいたら、日本はとっくに沈没しているはずですから。

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音楽講師・ゴーストライター Tobey 音大卒業後、音楽講師を勤めながら各クライアントのゴーストライターとして活躍している。

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